简介:
喷司他丁,英文名称Pentostatin(Nipent,Deoxycoformycin),1998年2月美国FDA正式批准了注射用喷司他丁(pentostatin,商品名Nipent)上市。喷司他丁是拟嘌呤类的抗肿瘤药,Nipent为其注射用粉针制剂,主要用于干细胞白血病(hairycell leukemia,HCL)等的治疗。
【中文品名】喷司他汀
【药效类别】抗肿瘤药>抗代谢剂
【通用药名】PENTOSTATIN
【中文别名】喷司他丁、脱氧助间型霉素
【英文别名】2'-Deoxycoformycin、Covidarabine、Deoxycoformycin、Nipent
【别 名】Coforin, YK-176
【化学名称】 Imidazo[4,5-d][1,3]diazepin-8-ol, 3-(2-deoxy-β-D-erythro-pentofuranosyl)-3,4,7,8-tetrahydro-, (R)-
【CA登记号】[53910-25-1]
【结 构 式】
【分 子 式】C11H16N4O4
【分 子 量】268.27
【收录药典】
【开发单位】Yamasa Corporation
【首次上市】1996年,日本
【性 状】
【用 途】腺嘌呤脱氨酶抑制药,用于治疗成年T细胞白血病和毛细胞白血病。
コホリン静注用7.5mg
一般名
ペントスタチン(Pentostatin)
慣用名
2’-デオキシコホルマイシン、DCF
化学名
(R)-3(2-deoxy-β-D-erythro-pento-furanosyl)-3,6,7,8-tetrahydroimidazo[4,5-d][1,3]diazepin-8-ol
分子式
C11H16N4O4
分子量
268.27
構造式
性状
ペントスタチンは、白色~淡黄白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。
水に溶けやすく、メタノール又はエタノールに溶けにくく、エーテルにほとんど溶けない。
融点
約198℃(分解
組成
性状
コホリン静注用7.5mgは、白色~淡黄白色の粉末で、添付溶解液で用時溶解して用いる注射剤である。
pH
コホリン静注用
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
下記疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解
(1)成人T細胞白血病リンパ腫
(2)ヘアリーセル白血病
成人T細胞白血病リンパ腫の場合
通常、ペントスタチンとして4~5mg/m2(体表面積)を1週間間隔で4回静脈内投与する。この方法を1クールとし、2~3クール繰り返す。
ヘアリーセル白血病の場合
通常、ペントスタチンとして4~5mg/m2を1~2週間に1回静脈内投与する。
いずれの場合にも、腎障害がある場合には、クレアチニンクリアランスを測定し、59~40mL/分の場合には2~4mg/m2に、39~25mL/分の場合には1~3mg/m2に減量し、それぞれ低用量から始めて安全性を確認しながら慎重に投与する。
注射液の調製方法
本剤1バイアルに添付の溶解液7.5mLを注入して溶解する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.肝障害のある患者
[肝障害が増悪するおそれがある。]
2.腎障害のある患者(クレアチニンクリアランスが59~25mL/分の患者)
[腎障害が増悪するおそれがある。]
3.心機能異常のある患者
[心機能異常が増悪するおそれがある。]
4.感染症を合併している患者
[免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。]
5.アロプリノール投与中の患者
[「相互作用」の項参照]
6.高齢者
[「高齢者への投与」の項参照]
重要な基本的注意
1.腎障害、肝障害等の副作用が起こることがあるので、適宜臨床検査(血液検査、腎機能・肝機能検査等)を行うなど、患者の状態を観察すること。異常が認められた場合には減量、休薬等適切な処置を行うこと。
2.感染症の発現又は増悪に十分注意すること。
3.免疫抑制作用が起こることがあるので十分注意すること。
4.腎障害の患者(2例、うち1例は高カルシウム血症)で溶血性尿毒症症候群(HUS:Hemolytic Uremic Syndrome)又は腎不全で死亡した症例が報告されているので、頻回に臨床検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には減量、休薬等適切な処置を行うこと。
なお、高カルシウム血症の患者では腎機能が低下しているおそれがあり、本剤の排泄が遅れる可能性があるので、高カルシウム血症の治療を行った後、本剤を投与すること。
5.食欲不振、嘔気・嘔吐等の消化器症状があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、適切な処置を行うこと。7.5mgは、1バイアル中に次の成分を含有する。
有効成分
副作用
副作用等発現状況の概要
総症例359例(承認時56例、使用成績調査303例) における副作用及び臨床検査値異常の発現率は60.4%であり、主なものは、白血球数減少(19.5%)、食欲不振(12.8%)、発熱(12.5%)、嘔吐(11.4%)、倦怠感(8.4%)、血小板数減少(7.8%)、悪心(7.5%)、アラニン・アミノトランスフェラーゼ増加(7.2%)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加(6.1%)、貧血(4.2%)であった。〔再審査終了時〕
重大な副作用
1. 重篤な腎障害
腎障害の患者で溶血性尿毒症症候群(HUS:Hemolytic Uremic Syndrome)又は腎不全で死亡した症例が報告されているので、頻回に臨床検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。
2. 骨髄抑制
(頻度不明)
汎血球減少、白血球減少(顆粒球減少、好中球減少、リンパ球減少)、血小板減少、貧血があらわれる又は増悪することがあるので、頻回に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与間隔の延長、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。
その他の副作用
1. 心臓
(5%未満)
頻脈、心電図異常
2. 肝臓
(5%以上)
肝障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDH、総ビリルビン上昇等)
3. 腎臓
(5%以上)
腎障害(クレアチニン上昇、クレアチニンクリアランス低下、BUN上昇、蛋白尿等)
4. 消化器
(5%以上)
食欲不振、嘔気・嘔吐
5. 消化器
(5%未満)
下痢、腹痛、口内炎
6. 皮膚
(5%未満)
紅斑そう痒、紅斑性皮疹、皮膚炎、アレルギー性皮疹
7. 血液
(5%以上)
白血球減少、血小板減少、貧血
8. 呼吸器
(5%未満)
咳嗽、PaO2減少
9. 精神神経系
(5%未満)
意識障害、頭痛
10. 抵抗機構
(5%未満)
感染症(帯状疱疹、肺炎、腹膜炎)
11. その他
(5%以上)
全身倦怠感、発熱
12. その他
(5%未満)
結膜炎、筋肉痛、背部痛、腹水、CRP上昇
その他の副作用の注意
以上のような症状があらわれた場合には、減量・休薬等の適切な処置を行うこと。
高齢者への投与
本剤は、主として腎臓から排泄されるため、高齢者では腎機能が低下していることが考えられ、高い血中濃度が持続するおそれがあるので、減量又は投与間隔をあけるなど慎重に投与すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。
[動物実験(マウス)で催奇形性作用、胚・胎児毒性がみられている6),7)。]
2.授乳婦に投与する場合には授乳を中止させること。
[動物実験(マウス)で乳汁中への移行が認められている。]
小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
適用上の注意
1.投与経路
静脈内注射にのみ使用すること。
2.調製後
調製した注射液は速やかに使用し、残液は廃棄すること。
3. 投与時
(1) 本剤はpH6以下では安定性が低下するので、点滴静注の場合は、調製後2時間以内に投与すること。
(2) 本剤の尿中への排泄を促進するため、投与前後にそれぞれ500~1000mLの輸液を行うことが望ましい。
薬物動態
1.血中濃度
成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)及びその他の悪性腫瘍患者15例に本剤の3~7mg/m2を静脈内投与した場合、二相性の減衰を示し、α相の半減期は7~10分、β相の半減期は3~4時間であった。
包装
7.5mg 1バイアル(溶解液7.5mL添付
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附件:
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