通用中文 | 布美他尼片 | 通用外文 | Bumetanide Tablets |
品牌中文 | 品牌外文 | LUNETORON | |
其他名称 | Aquazone、Bonures、Bumex、Burine、Butinat、Cambiex、Diurama、Fontego、Fordiuran、Lunetoron、Segurex 便多、丁胺速尿、丁苯氧酸、丁尿胺 | ||
公司 | Daiichi Sankyo(Daiichi Sankyo) | 产地 | 日本(Japan) |
含量 | 1mg | 包装 | 100片/盒 |
剂型给药 | 片剂口服 | 储存 | 室温 |
适用范围 | 治疗心脏水肿,肾水肿,肝水肿,癌性腹水 |
通用中文 | 布美他尼片 |
通用外文 | Bumetanide Tablets |
品牌中文 | |
品牌外文 | LUNETORON |
其他名称 | Aquazone、Bonures、Bumex、Burine、Butinat、Cambiex、Diurama、Fontego、Fordiuran、Lunetoron、Segurex 便多、丁胺速尿、丁苯氧酸、丁尿胺 |
公司 | Daiichi Sankyo(Daiichi Sankyo) |
产地 | 日本(Japan) |
含量 | 1mg |
包装 | 100片/盒 |
剂型给药 | 片剂口服 |
储存 | 室温 |
适用范围 | 治疗心脏水肿,肾水肿,肝水肿,癌性腹水 |
英文药名:Bumex(Bumetanide Tablets)
中文药名:布美他尼片
生产厂家:Leo
药品名称
通用名称:布美他尼
英文名:Bumetanide
其它中文名:便多、丁胺速尿、丁苯氧酸、丁尿胺
其它英文名:Aquazone、Bonures、Bumex、Burine、Butinat、Cambiex、Diurama、Fontego、Fordiuran、Lunetoron、Segurex
药品类别: 利尿药
药理毒理
对水和电解质排泄的作用基本同呋塞米,其利尿作用为呋塞米20~60倍。主要抑制肾小管髓袢升支厚壁段对NaCl的主动重吸收,对近端小管重吸收Na+也有抑制作用,但对远端肾小管无作用,故排钾作用小于呋塞米。能抑制前列腺素分解酶的活性,使前列腺素E2含量升高,从而具有扩张血管作用。扩张肾血管,降低肾血管阻力,使肾血流量尤其是肾皮质深部血流量增加,在布美他尼的利尿作用中具有重要意义,也是其用于预防急性肾功能衰竭的理论基础。另外,与其他利尿药不同,袢利尿药在肾小管液流量增加的同时肾小球滤过率不下降,可能与流经致密斑的氯减少,从而减弱或阻断了球-管平衡有关。布美他尼能扩张肺部容量静脉,降低肺毛细血管通透性,加上其利尿作用,使回心血量减少,左心室舒张末期压力降低,有助于急性左心衰竭的治疗。由于布美他尼可降低肺毛细血管通透性,为其治疗成人呼吸窘迫综合征提供了理论依据。
药代动力学
口服吸收较呋塞米完全,几乎全部迅速被吸收,充血性心力衰竭和肾病综合征等水肿性疾病时,由于肠道黏膜水肿,口服吸收率下降,血浆蛋白结合率为94%~96%,口服和静脉注射的作用开始时间分别为30~60分钟和数分钟,作用达峰时间为1~2小时和15~30分钟。作用持续时间为4小时(应用1~2mg时,大剂量时为4~6小时)和3.5~4 小时。T1/2β为60~90分钟,略长于呋塞米,肝肾功能受损时延长。本药不被透析清除。77~85%经尿排泄,其中45%为原形,15~23%由胆汁和粪便排泄。本药经肝脏代谢者较少。
适应症
1.水肿性疾病包括充血性心力衰竭、肝硬化、肾脏疾病(肾炎、肾病及各种原因所致的急、慢性肾功能衰竭),尤其是应用其他利尿药效果不佳时,应用本类药物仍可能有效。与其他药物合用治疗急性肺水肿和急性脑水肿等。
2.高血压 在高血压的阶梯疗法中,不作为治疗原发性高血压的首选药物,但当噻嗪类药物疗效不佳。尤其当伴有肾功能不全或出现高血压危象时,本类药物尤为适用。
3.预防急性肾功能衰竭用于各种原因导致肾脏血流灌注不足,例如失水、休克、中毒、麻醉意外以及循环功能不全等,在纠正血容量不足的同时及时应用,可减少急性肾小管坏死的机会。
4.高钾血症及高钙血症。
5.稀释性低血症尤其是当血钠浓度低于120mmol/L时。
6.抗利尿激素分泌过多症(SIADH)。
7.急性药物毒物中毒 如巴比妥类药物中毒等。
8.对某些呋塞米无效的病例仍可能有效。
用法用量
1.成人
治疗水肿性疾病或高血压,口服起始每日 0.5~2mg,必要时每隔4~5小时重复,最大剂量每日可达10~20mg。也可间隔用药,即隔1~2日用药1日。
2.小儿
口服一次按体重0.01~0.02mg/kg,必要时4~6小时1次。
任何疑问,请遵医嘱!
不良反应
常见者与水、电解质紊乱有关、尤其是大剂量或长期应用时,如体位性低血压、休克、低钾血症、低氯血症、低氯性碱中毒、低钠血症、低钙血症以及与此有关的口渴、乏力、肌肉酸痛、心律失常等。少见者有过敏反应(包括皮疹、甚至心脏骤停)、头晕、头痛、纳差、恶心、呕吐、腹痛、腹泻、胰腺炎、肌肉强直等,骨髓抑制导致粒细胞减少,血小板减少性紫癫和再生障碍性贫血,肝功能损害,指(趾)感觉异常,高糖血症,尿糖阳性,原有糖尿病加重,高尿酸血症。耳鸣、听力障碍多见于大剂量静脉快速注射时(每分钟剂量大于4~15mg),多为暂时性,少数为不可逆性,尤其当与其他有耳毒性的药物同时应用时。在高钙血症时,可引起肾结石。尚有报道本药可加重特发性水肿。偶见未婚男性遗精和阴茎勃起困难。大剂量时可发生肌肉酸痛、胸痛。对糖代谢的影响可能小于呋塞米。
注意事项
(1)交叉过敏。对磺胺药和噻嗪类利尿药过敏者,对本药可能亦过敏。
(2)对诊断的干扰:可致血糖升高、尿糖阳性,尤其是糖尿病或糖尿病前期患者,过度脱水可使血尿酸和尿素氮水平暂时性升高。血Na+、Cl-、K+、 Ca2+和Mg2+浓度下降。
(3)下列情况慎用:
①无尿或严重肾功能损害者,后者因需加大剂量,故用药间隔时间应延长,以免出现耳毒性等副作用;
②糖尿病;
③高尿酸血症或有痛风病史者;
④严重肝功能损害者,因水电解质紊乱可诱发肝昏迷;
⑤急性心肌梗死,过度利尿可促发休克;
⑥胰腺炎或有此病史者;
⑦有低钾血症倾向者,尤其是应用洋地黄类药物或有室性心律失常者;
⑧前列腺肥大。
(4)随访检查:
①血电解质,尤其是合用洋地黄类药物或皮质激素类药物、肝肾功能损害者;
②血压,尤其是用于降压,大剂量应用或用于老年人;
③肾功能;
④肝功能;
⑤血糖;
⑥血尿酸;
⑦酸碱平衡情况;
⑧听力。
(5)动物实验提示本药能延缓胎儿生长和骨化。对新生儿和乳母的情况尚不清楚。能增加尿磷的排泄量,可干扰尿磷的测定。
孕妇及哺乳期妇女用药
(1)本药可通过胎盘屏障,孕妇尤其是妊娠前3个月应尽量避免应用。对妊娠高血压综合征无预防作用。动物实验表明本品可致胎仔肾孟积水,延缓胎儿生长和骨化,流产和胎仔死亡率升高。
(2)本药可经乳汁分泌,哺乳期妇女应慎用。
儿童用药
本药在新生儿的半衰期明显延长,故新生儿用药间隔应延长。
老年患者用药
老年人应用本药时发生低血压、电解质紊乱,血栓形成和肾功能损害的机会增多。
药物相互作用
(1)肾上腺糖、盐皮质激素,促肾上腺皮质激素及雌激素能降低本药的利尿作用,并增加电解质紊乱尤其是低钾血症的发生机会。
(2)非甾体类消炎镇痛药能降低本药的利尿作用,肾损害机会也增加,与前者抑制前列腺素合成,减少肾血流量有关。
(3)与拟交感神经药物及抗惊厥药物合用,利尿作用减弱。
(4)与氯贝丁酯(安妥明)合用,两药的作用均增强,并可出现肌肉酸痛、强直。
(5)与多巴胺合用,利尿作用加强。
(6)饮酒及含酒精制剂和可引起血压下降的药物能增强本药的利尿和降压作用;与巴比妥类药物、麻醉药合用,易引起体位性低血压。
(7)本药可使尿酸排泄减少,血尿酸升高,故与治疗痛风的药物合用时,后者的剂量应作适当调整。
(8)降低降血糖药的疗效。
(9)降低抗凝药物和抗纤溶药物的作用,主要是利尿后血容量下降,致血中凝血因子浓度升高,以及利尿使肝血液供应改善、肝脏合成凝血因子增多有关。
(10)本药加强非去极化肌松药的作用,与血钾下降有关。
(11)与两性霉素、头孢霉素、氨基糖苷类等抗生素合用,肾毒性和耳毒性增加,尤其是原有肾损害时。
(12)与抗组胺药物合用时耳毒性增加,易出现耳鸣、头晕、眩晕。
(13)与锂合用肾毒性明显增加,应尽量避免。
(14)服用水合氯醛后静注本药可致出汗、面色潮红和血压升高,此与甲状腺素由结合状态转为游离状态增多,导致分解代谢加强有关。
(15)与碳酸氢钠合用发生低氯性碱中毒机会增加。
规格
片剂:1mg, 5mg/片
Description
主に腎尿細管に作用しナトリウムの再吸収を抑制することにより、利尿作用を示します。心臓、腎臓、肝臓の機能が低下することによりおこるむくみを改善させます。また、癌によって腹腔内に水がたまるのを抑えます。通常、心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫、癌性腹水の治療に用いられます。Presentation
Feature
Active Ingredients
※必ず能書をご確認ください。Effect/Efficacy
心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫、癌性腹水Usage/Dosage
通常、成人は1回1~2錠(主成分として1~2mg)を毎日または1日おきに服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。Cautions
主な副作用として、脱力・倦怠感、筋肉痛、悪心・嘔気、発疹、そう痒感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。Contraindication
ルネトロン錠1mg
*2010年6月改訂(第8版)
2009年6月改訂
872139
利尿剤
ルネトロン錠1mg
2139004F1040
承認番号
22000AMX01497
LUNETORON TABLETS
貯法
遮光、室温保存
使用期限
包装に表示の使用期限内に使用すること。
処方箋医薬品※
※注意-医師等の処方箋により使用すること
1錠中に次の成分を含有
有効成分
ブメタニド (日局) 1mg
添加物
結晶セルロース、カルメロースカルシウム、軽質無水ケイ酸、ポリソルベート60、ヒドロキシプロピルセルロース、タルク、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物
剤形
素錠 (割線入)
色
白色
外形
直径 (mm)
8.1
厚さ (mm)
2.8
重さ (mg)
180
識別コード
SANKYO
257
ブメタニド錠
(次の患者には投与しないこと) 1. 肝性昏睡の患者[血中アンモニア濃度を上昇させ、症状を悪化させるおそれがある。] 2. 体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している患者[電解質失調を促進させるおそれがある。] 3. 無尿の患者[有効循環血液量が減少し、糸球体ろ過率の低下のため尿素窒素が上昇することがある。] |
心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫、癌性腹水
通常成人1日1~2錠 (ブメタニドとして1~2mg) を連日又は隔日に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
進行した肝硬変症の患者[肝性昏睡を誘発することがある。]
2.
重篤な肝障害のある患者[低カリウム血症等の電解質失調を起こすことがある。]
3.
重篤な腎障害のある患者[急激な体液の減少を伴う腎血流量の低下をもたらし、尿素窒素が上昇することがある。]
4.
本人又は両親、兄弟に痛風、糖尿病のある患者[痛風の素因を有する患者では高尿酸血症の発現に伴い、痛風発作を誘発することがある。糖尿病の患者では、インスリンの分泌低下及び低カリウム血症による糖利用障害のため耐糖能の低下が発現し、糖尿病を悪化させることがある。]
5.
下痢、嘔吐のある患者[体液量が減少していることがあるので、更に脱水症状や、低ナトリウム血症を招くことがある。]
6.
利尿剤の連続投与を受けている患者[体液量の減少又は電解質平衡の失調等を起こしている可能性がある。]
1.
本剤の利尿効果は急激にあらわれることがあるので、電解質平衡失調、脱水に十分注意し、少量から投与を開始して、徐々に増量すること。
2.
連用する場合、電解質失調があらわれることがあるので、定期的に検査を行うこと。
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
*昇圧アミン
アドレナリン、ノルアドレナリン
昇圧アミンの作用を減弱するおそれがあるので、手術前の患者に使用する場合には、本剤の一時休薬等の処置を行うこと。
併用により血管壁の反応性が低下するためと考えられている。
降圧作用を増強するおそれがある。
本剤はナトリウムの再吸収を抑制する。
3. 薬剤名等
第8脳神経障害を起こすおそれのあるアミノグリコシド系抗生物質
ストレプトマイシン、カナマイシン等
腎障害及び聴器障害が発現、悪化するおそれがあるので、併用は避けることが望ましい。
機序は不明であるが、動物実験 (モルモット、ウサギ) で、カナマイシンとの併用により蝸牛の有毛細胞の障害が、また、動物実験 (ウサギ) で、カナマイシンとの併用により腎障害が発現したとの報告がある。
4. 薬剤名等
セフェム系 (セファロスポリン系及びセファマイシン系) 抗生物質
腎障害を増強するおそれがある。
機序不明
心臓に対する作用を増強するおそれがある。
本剤はカリウムを欠乏させ、ジギタリスの毒性を増大させると考えられている。また、ジゴキシンの腎クリアランスを減少させる。利尿剤によるマグネシウム欠乏も同様である。
6. 薬剤名等
糖質副腎皮質ホルモン剤、ACTH
ヒドロコルチゾン等
過剰のカリウム放出を起こすおそれがある。
両剤ともカリウムを消失させる。
利尿作用を減弱することがある。
非ステロイド性消炎鎮痛剤によるプロスタグランジン生合成阻害によりナトリウム排泄が低下するためと考えられる。
リチウム中毒を起こすことがある。
リチウムの再吸収が促進され、リチウムの血中濃度が上昇すると考えられる。
(本項には頻度が算出できない副作用報告を含む。)
668施設、総症例8,742例中、副作用が報告されたのは576例 (6.59%) であり、その主なものは脱力・倦怠感 (1.45%)、筋肉痛 (0.66%)、悪心・嘔気 (0.61%) 等であった。
[新開発医薬品の副作用のまとめ (その39)1)]
脱水症状
0.10%
脱水症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
1. 過敏症注1)
0.1%未満
発疹、皮膚そう痒感
2. 代謝異常注2)
1%以上
低ナトリウム血症・低カリウム血症・低クロール性アルカローシス等の電解質失調、高尿酸血症
3. 代謝異常注2)
0.1~1%未満
高尿素窒素血症
4. 代謝異常注2)
0.1%未満
高血糖症
5. 消化器
0.1~1%未満
悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢
6. 精神神経系
0.1~1%未満
耳鳴・難聴ないしその悪化、眩暈、ふらつき
7. 精神神経系
0.1%未満
手指の振戦、頭痛
8. 精神神経系
頻度不明
知覚異常
9. その他
1%以上
脱力・倦怠感
10. その他
0.1~1%未満
口渇、筋肉痛、動悸
11. その他
0.1%未満
筋痙攣、心窩部痛、糖尿、好酸球増多、関節痛
注2) 減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。
高齢者には、次の点に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
(1)
高齢者では急激な利尿は血漿量の減少をきたし、脱水、低血圧等による立ちくらみ、めまい、失神等を起こすことがある。
(2)
特に心疾患等で浮腫のある高齢者では急激な利尿は急速な血漿量の減少と血液濃縮をきたし、脳梗塞等の血栓塞栓症を誘発するおそれがある。
(3)
高齢者では、低ナトリウム血症、低カリウム血症があらわれやすい。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
薬剤交付時:
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
1. 血中濃度2)
海外における検討によれば、健康成人3例を対象にブメタニド1、2、3、4及び5mgを経口投与し、その血中濃度をガスクロマトグラフ法により測定した成績では、血中濃度のパターンは3例とも類似しており、最高血中濃度はほぼ30分後に出現する。次図はそのうちの1例の成績を図示したものである。
ブメタニドの経口投与による血中濃度
2. 排泄2)
海外における検討によれば、健康成人に14C標識ブメタニド1.15mg (15.5μCi) を経口投与し、尿中排泄を測定した結果は次図に示すとおりである。
ブメタニドの経口投与による尿中排泄
尿中14C放射活性の24時間までの回収率は投与量の65%であり、糞中回収率は72時間までに18%である。
(参考: 動物)
分布・代謝3)
ビーグル犬6頭に各々14C標識ブメタニド7.43mg/kg (100μCi/kg) を経口投与し、腸管から血液中に吸収された14C標識ブメタニドの分布を全身オートラジオグラフィーにより検討した結果、主に肝臓、腎臓、胆のう、膀胱などに移行がみられ、脳、全身骨格筋などにはほとんど移行しない。
また、代謝物について投与6時間後の膀胱内尿、胆のう内胆汁ならびに腸管内容物を薄層クロマトグラフィーで代謝物の分離を行った結果、尿中にはブメタニドのみが検出され、胆汁中及び腸管内容物中には主として抱合体が認められている。
本剤による臨床試験は二重盲検比較試験を含め、55施設、総症例926例について実施された。このうち、効果の判定が行われた914例の臨床成績の概要は次のとおりである。
(1) 疾患別効果4~7)
本剤の疾患別有効率は心性浮腫94.3% (198/210)、腎性浮腫88.5% (308/348)、肝性浮腫88.3% (143/162)、癌性腹水88.6% (31/35) であった。
(2) 作用発現及び作用持続時間8)
健康成人3例にブメタニド1mgを1回経口投与したときの成績では、利尿作用は投与後約30~60分からあらわれ、次第に効果が増強されて60~180分で最高に達し、効果の持続時間は180~300分であった。
(3) 腎機能低下例に対する効果9, 10)
腎機能低下例 (クレアチニン・クリアランス10mL/分以下) で利尿効果が認められた。
1. 利尿作用11, 12)
経口投与により糸球体ろ過値にほとんど影響を及ぼさずに尿量及びナトリウム、クロールの尿中排泄を著しく増大する。
2. 作用機序12)
ループ利尿剤に属し、作用部位は主としてヘンレループ (尿細管係蹄) 上行脚であり、この部位におけるナトリウムの再吸収を強力に抑制することにより利尿作用を示す。
1. 一般名
ブメタニド (Bumetanide)
2. 化学名
3-Butylamino-4-phenoxy-5-sulfamoylbenzoic acid
3. 分子式
C17H20N2O5S
4. 分子量
364.42
5. 構造式
6. 性状
白色の結晶又は結晶性の粉末である。
ピリジンに溶けやすく、メタノール又はエタノール (95) にやや溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
水酸化カリウム試液に溶ける。
光によって徐々に着色する。
7. 分配係数
分配係数表参照
pH |
1.2 (日局、第1液) |
6.8 (日局、第2液) |
分配係数 (log Pow) |
3.0 |
0.1 |
Pow=(オクタノール相のブメタニド濃度/水相のブメタニド濃度)
(フラスコ振とう法)
ルネトロン錠1mg (PTP)200錠