通用中文 | 马来酸伊索拉定 | 通用外文 | Irsogladine Maleate |
品牌中文 | 品牌外文 | Gaslon N OD | |
其他名称 | 马来酸艾索拉定、马来酸伊索拉定、艾索拉定马来酸盐、马来酸亚苏那啶、恒至、Gaslon N、Irsogladine Maleate | ||
公司 | 大日本制药(Nippon) | 产地 | 日本(Japan) |
含量 | 2mg | 包装 | 100片/盒 |
剂型给药 | 片剂口服崩解片 | 储存 | 室温 |
适用范围 | 治疗胃溃疡,改善胃黏膜病变(糜烂,出血) ,由于胃炎引起的红肿和水肿 |
通用中文 | 马来酸伊索拉定 |
通用外文 | Irsogladine Maleate |
品牌中文 | |
品牌外文 | Gaslon N OD |
其他名称 | 马来酸艾索拉定、马来酸伊索拉定、艾索拉定马来酸盐、马来酸亚苏那啶、恒至、Gaslon N、Irsogladine Maleate |
公司 | 大日本制药(Nippon) |
产地 | 日本(Japan) |
含量 | 2mg |
包装 | 100片/盒 |
剂型给药 | 片剂口服崩解片 |
储存 | 室温 |
适用范围 | 治疗胃溃疡,改善胃黏膜病变(糜烂,出血) ,由于胃炎引起的红肿和水肿 |
Description
This medicine has therapeutic action to maintain the homeostasis of gastric mucosal cells, to increase blood flow volume for protection of gastric mucosa, and anti-inflammatory effect.It is used in treatment of gastric ulcer, and improvement of gastric mucosal lesion (erosion, hemorrhage, redness and edema) caused by gastritis.Presentation
Feature
Active Ingredients
TeprenoneEffect/Efficacy
Usage/Dosage
Cautions
Contraindication
ガスロンN・OD錠2mg
作成又は改訂年月
**2010年4月改訂(第3版)
*2009年7月改訂
日本標準商品分類番号
872329
薬効分類名
粘膜防御性胃炎・胃潰瘍治療剤
承認等
販売名
ガスロンN・OD錠2mg
販売名コード
2329020F3020
承認・許可番号
承認番号
21900AMX00509000
商標名
Gaslon N・OD Tablets 2mg
薬価基準収載年月
2007年7月
販売開始年月
2007年7月
貯法・使用期限等
貯法
気密容器、湿気を避けて室温保存
使用期限
外箱に表示
組成
**組成
本剤は1錠中に日本薬局方イルソグラジンマレイン酸塩 2mg を含有する。
添加物
乳糖水和物、D-マンニトール、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、香料、グリセリン、デキストリンを含有する。
性状
白色の円形の錠剤で、ヨーグルトようの味がある。
表
裏
側面
識別コード
直径(mm)
8.1
厚さ(mm)
2.5
重量(mg)
160
一般的名称
イルソグラジンマレイン酸塩口腔内崩壊錠
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
胃潰瘍
下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
用法及び用量
通常成人イルソグラジンマレイン酸塩として1日 4mg(ガスロンN・OD錠 2mg:2錠)を1~2回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
用法及び用量に関連する使用上の注意
本剤は口腔内で崩壊するが、口腔の粘膜から吸収されることはないため、唾液又は水で飲み込むこと。
(「適用上の注意」の項参照)
使用上の注意
副作用
副作用等発現状況の概要
総症例10,176例中64例(0.63%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められ、その主なものは肝機能異常12件(0.12%)、ALT(GPT)上昇 12件(0.12%)、AST(GOT)上昇 7件(0.07%)、便秘 6件(0.06%)、発疹 5件(0.05%)、そう痒、下痢、Al-P上昇各3件(0.03%)である。〔ガスロンN錠(普通錠)・細粒の再審査終了時〕
その他の副作用
1. 消化器
0.1%未満
便秘、下痢、嘔気・嘔吐
2. 肝臓
0.1~1%未満
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDH の上昇
3. 肝臓
頻度不明
γ-GTP、ビリルビン等の上昇
4. 皮膚※
0.1%未満
発疹、そう痒感
5. 皮膚※
頻度不明
発赤、湿疹、多形滲出性紅斑、浮腫性紅斑
6. その他
0.1%未満
胸部圧迫感
7. その他
頻度不明
発熱
※投与を中止すること。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、低用量(例えば 2mg/日)から投与を開始するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
小児等への投与
小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
適用上の注意
1. 薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
2. 服用時
本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である。また、水で服用することもできる。
その他の注意
健康人における本薬の血漿中からの消失半減期は約150時間である。
薬物動態
1. 吸収
(1) 単回投与
健康成人男子4名にイルソグラジンマレイン酸塩 4mg を単回経口投与した場合、未変化体の血漿中濃度は投与後約3.5時間で最高値(Cmax)に達し、その後、約150時間の消失半減期で減少した1)。
健康成人男子にイルソグラジンマレイン酸塩4mgを単回経口投与した後の未変化体の血漿中濃度(平均値±標準偏差、n=4)
(薬物動態の表1参照)
(2) 反復投与
1)
健康成人男子:健康成人男子6名にイルソグラジンマレイン酸塩2 mgを1日1回、28日間反復経口投与した場合、未変化体の血漿中濃度は投与14日以降ほぼ定常状態となった。投与終了後血漿中濃度は緩やかに減少し、消失半減期は約170時間であった2)。
健康成人男子にイルソグラジンマレイン酸塩2mgを1日1回28日間反復経口投与した場合の未変化体の血漿中濃度(平均値±標準偏差、n=6)
2)
胃潰瘍患者:胃潰瘍患者10名にイルソグラジンマレイン酸塩4mgを4週間から8週間1日1回あるいは2回に分割経口投与した場合、健康成人男子にイルソグラジンマレイン酸塩2mgを反復投与した場合と同様に投与後約2週間で定常状態に達していた3)。
2. 分布
(1) 作用部位への移行性(ラット)
<参考>14C-イルソグラジンを静脈内投与した後の胃粘膜での放射能濃度は血漿中より高かった4)。
(2) 蛋白結合
14C-イルソグラジンの1%ヒト血清アルブミンに対する結合率は62.4%であった4)。
3. 代謝
健康成人男子にイルソグラジンマレイン酸塩4mgを経口投与した場合、尿中主代謝物は、イルソグラジンの m-OH 体の抱合体であり、この他 p-OH 体の抱合体及び N-oxide 体が検出された1)。なお、これらの代謝物の薬理作用・毒性は未変化体と比較して、著しく弱いかほとんど認められなかった5)。
4. 排泄
健康成人男子にイルソグラジンマレイン酸塩4mgを経口投与した場合、80時間までの尿中排泄率は未変化体が1.77%、m-OH体の抱合体が3.54%、p-OH体の抱合体が0.79%およびN-oxide体が0.94%であった1)。
5. 生物学的同等性
健康成人男子にガスロンN・OD錠2mg(口腔内崩壊錠:OD錠)(水で服用又は水なしで服用)及びガスロンN錠2mg(普通錠)(水で服用)を空腹時に単回経口投与した場合、生物学的に同等であることが確認された。
(1) OD錠を水で服用した場合
普通錠及びOD錠を水で服用した場合の血漿中イルソグラジン濃度
(薬物動態の表2参照)
(2) OD錠を水なしで服用した場合
普通錠を水でOD錠を水なしで服用した場合の血漿中イルソグラジン濃度
(薬物動態の表3参照)
薬物動態の表
表1 |
|||
Tmax(hr) |
Cmax(μg/mL) |
t1/2(hr) |
AUC0-∞(μg・hr/mL) |
3.5±1.9 |
0.154±0.034 |
152±47 |
23.0±5.0 |
平均値±標準偏差(n=4)
表2 |
|||||
|
投与量 |
Tmax |
Cmax |
t1/2 |
AUC0-504hr |
OD錠 |
2 |
1.53±1.47 |
0.0798±0.0214 |
140±49 |
10.2±2.70 |
普通錠 |
2 |
1.42±1.22 |
0.0711±0.0202 |
141±55 |
9.60±2.61 |
平均値±標準偏差(n=19)
表3 |
|||||
|
投与量 |
Tmax |
Cmax |
t1/2 |
AUC0-504hr |
OD錠 |
2 |
4.75±7.62 |
0.0686±0.0167 |
128±51 |
8.30±2.23 |
普通錠 |
2 |
3.19±5.88 |
0.0629±0.0173 |
133±43 |
7.73±2.05 |
平均値±標準偏差(n=16)
臨床成績
1. 胃潰瘍注)
国内165施設において胃潰瘍(病期:A1~H1)と診断された症例を対象として行われた臨床試験の結果、投与8週間における内視鏡判定での治癒率は62.6%(311/497例)であった。また全般改善度では、中等度改善以上74.4%(406/546例)であった。
なお、二重盲検比較試験においても有効性が認められている6)。
2. 急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期7)~13)、注)
国内201施設において急性胃炎又は慢性胃炎の急性増悪期と診断された症例を対象として行われた臨床試験の結果、全般改善度は中等度改善以上85.2%(283/332例)であった。
なお、二重盲検比較試験においても有効性が認められている。
(臨床成績の表参照)
注)ガスロンN錠(普通錠)・細粒のデータ
臨床成績の表
疾患名 |
内視鏡判定(治癒率) |
改善率(中等度改善以上) |
胃潰瘍 |
311/497(62.6%) |
406/546(74.4%) |
急性胃炎・慢性 |
- |
283/332(85.2%) |
薬効薬理
1. 実験潰瘍に対する作用
水浸拘束ストレス潰瘍(ラット)14),15)、エタノール潰瘍(ラット)15)、Shay潰瘍(ラット)14),15)、インドメタシン潰瘍(ラット)14),15),16)、ヒスタミン潰瘍(モルモット)14)・(ラット)15)、アスピリン潰瘍(ラット)15)、モノクロラミン潰瘍(ラット)17)、虚血再灌流胃粘膜障害(ラット)18)等の急性実験潰瘍や酢酸胃潰瘍(ラット)14)及び電気焼灼潰瘍(イヌ)19)等の慢性実験潰瘍に対し、1~10mg/kg の低用量で用量依存的に抗潰瘍作用を示す。
2. 実験胃炎に対する作用
エタノール誘起胃炎及びタウロコール酸誘起萎縮性胃炎並びにアンモニア誘起胃粘膜障害に対し、用量依存的に抑制又は治癒促進効果を示す(ラット)20)。
3. 細胞防御作用
(1)
0.2N塩酸の胃内注入で発生する胃粘膜上皮の剥離脱落を防止し細胞間間隙の開大を抑制する(ラット)21)。
(2)
無水エタノール経口投与による胃粘膜損傷に対し、胃粘膜上皮細胞の剥離脱落を抑制する(ラット)22)。
(3)
0.2N塩酸、エタノール等の胃粘膜障害物質の胃粘膜内透過を抑制する(ラット)23),24)。
4. 胃粘膜血流改善作用
酢酸潰瘍辺縁粘膜血流量を用量依存的に増加させ(イヌ)25)、モノクロラミンによる胃粘膜血流の低下を抑制する(ラット)17)。
5. 抗炎症作用
(1)
各種刺激剤によるヒト活性化好中球からの活性酸素産生を抑制する(in vitro)26)。
(2)
虚血再灌流胃粘膜障害においてTNF-αの産生を抑制し、MPO活性を指標とした炎症性細胞の胃粘膜への浸潤を抑制する(ラット)18)。
(3)
ヒト胃粘膜上皮細胞とH. pyloriの共培養系において炎症性サイトカインであるIL-8、RANTESの産生を濃度依存的に抑制する(in vitro)27)。
6. 細胞間コミュニケーション活性化作用
ウサギ胎児胃粘膜培養上皮細胞を用いたDye Coupling法において、細胞間コミュニケーション活性化作用を示す(in vitro)28)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
イルソグラジンマレイン酸塩(Irsogladine Maleate) (JAN)
化学名
2, 4-Diamino-6-(2, 5-dichlorophenyl)-s-triazine maleate
分子式
C9H7Cl2N5・C4H4O4
分子量
372.16
化学構造式
性状
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味はやや苦い。
本品は2-メトキシエタノール、酢酸(100)又はエチレングリコールにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点
175~183℃(分解)
分配係数
1.4[n-オクタノール・第1液(pH1.2)]
54.0[n-オクタノール・第2液(pH6.8)]
包装
ガスロンN・OD錠2mg:PTP 100錠、500錠、1000錠
ガスロンN・OD錠2mg:*バラ 500錠